2020/7/15
コロナウィルス対策。飛沫防止シートを自作してみました。
終わりの見えないウィルス禍の中、多くの業種と同様に料飲業や酒類製造業も日々疲弊の度合を高めています。
「夜の街」がウィルス感染源の一つとして度々採り上げられる中、料飲店にはなかなか客足が戻らず酒類の消費も低迷していますが、かと言ってこのままウィルスの終息を待ち続ける訳にもいきません。
そこで今回、少しでも安心できる飲酒環境を整えるため、「価格が高くて手が出ない」とよく聞くアクリル板を用いない、安価な飛沫防止シートを自作してみました。
鳴滝酒造株式会社流 飛沫防止シート
【目標】①安価で作成できる ②手間が掛からない ③たくさん作成できる
【準備したもの】(9セット作成を想定)
・4.5㎝×4.5㎝×1800㎝角材 1本
・1㎏(15m)#⃣10ハリガネ 1巻
・100㎛厚A3ラミネートフィルム 18枚
【作業工程】
①角材を10㎝ごとに切断し、18個の土台を作成→中央部に深さ3.5㎝の穴を空ける
②ハリガネを160㎝ごとに切断し9本に→端より順に50㎝・60㎝のところで直角に折り曲げる
③ラミネートフィルム18枚をラミネーターで加工→2枚ずつ辺の長い方同士をセロテープで貼り付ける
④幅広の透明テープで、ハリガネをラミネートフィルムに貼り付け固定
⑤ハリガネを土台2個の穴に挿入して完成
【完成品】
・サイズ(1セット) 高さ51㎝×横幅60㎝ 重量 360g ※下部空間高9.5㎝
・作業時間(1セット) 約7分 ※9セット作成に62分より
・費用(1セット) 土台2個 89円 ハリガネ1本 46円 ラミネートフィルム2枚 25円
費用合計 160円 ※消費税別
【その他】
・ネット上の情報によれば、ラミネート加工の際ラミネーターがない場合は、アイロン等での代用が可能
・ラミネートフィルムは、厚手の150㎛厚を用いればハリガネでの枠囲い不要の可能性あり。
・ラミネートフィルムのサイズ変更により、自在に大きさの違う飛沫防止シートの作成が可能
・土台とシートの分解が可能なので、収納や運搬に場所を要しないメリットあり
・高温への耐性はあまり高くない。火気への直接接触厳禁。
以上はあくまで、弊社で自作したものの情報です。参考になる部分があれば、様々に工夫をされてご活用頂ければ幸いです。
一刻も早いコロナウィルス禍の終息を願いつつ、皆様の変わらぬご健勝を祈念申し上げます。
これからも、何卒よろしくお願い申し上げます。